過去ログ - マイリトルポニー&チェンジリング 愛情も魔法
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20: ◆QWO3xeEtwU
2014/08/22(金) 22:42:01.73 ID:Qb4TJNQI0
 その日から毎日、ブルーラブラドライトとクリサリスは夜に抜け出して仲睦まじく振る舞った。
 さすがに連日連夜ともなるといくらかの住人は気付いていたが、ブルーラブラドライトの生贄という立場を思えば、そっとしておいてやるのが一番と思い、何も言わないことにした。
 また、クリサリスがブルーラブラドライトが生贄であることを知らずに付き合っているのではないかと懸念する女性もいて、彼女にそれとなく聞いてみたこともある。
 しかし、クリサリスは『わかった上で付き合っている』と自信満々に即答するので、クリサリスはブルーラブラドライトの残された時間に喜びを与えているのだろうと、理解を示した。
 皆、一年に一度生贄を要求するケルピーを憎んでいることもその時分かった。
 この人口の少ない村で毎年一人の生贄を要求され続ける日々は非常に苦労していたため、ケルピーがいなかった頃の十数年前の日常に戻りたいと年配者は言っていた。
 その間、ブルーラブラドライトを抜け殻にする必要はなかった。シャイニングアーマーを抜け殻にした理由は、自身の愛を疑わせないようにするためである
 言動のおかしさ故にケイデンスがおかしくなったとシャイニングアーマー疑われたりもしたのだが、そんなことを疑うことすらできないように、彼の感情を奪って愛をむさぼり続けたのだ。しかし、今はそれが必要ない。
 多少の嘘はついたし、多少のは本性を隠しているものの、最初から正体を明かしているために騙す、騙されるといった要素がないおかげだろう。
 クリサリスは彼に変身できる能力も明かしたし、それが兵隊であるロイやパトリックにもあることを教えた。そこまで明かしてなお、彼はクリサリスに愛を注ぐことを何ら疑いはしなかった。



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