過去ログ - 【ブラックブレット】安価で進むよどこまでも【安価】
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416: ◆l5MFSAHuXc[saga]
2014/08/24(日) 00:19:03.21 ID:0fYQh32+O
「ガストレア戦争が生み出した対ガストレア用の特殊部隊? そんなもの、実在するわけが……」

影胤「信じる信じないは勝手さ。すまないね里見君、つまるところ昨日の私はまったくと言っていいほど本気ではなかったのだよ」

斥力フィールドなどと言っているが、単純に噛み砕くならあれは蓮太郎の言ったとおりバリアのようなものだと捉えていいだろう。
どこまでを弾いてどこからが貫けるのかは定かではないが、少なくとも銃弾はこの男には通用しない……。

影胤「さて、最後にプレゼントだけ置いてお暇するとしようかな。絶望したまえ民警諸君、滅亡の日は近い」

机に白い箱を置いて影胤・小比奈の二人が窓から離脱をする。

椿姫「兄さん、あの箱……」

二人がここから立ち去り場に訪れたのは安堵の空気というより粘っこい疑念と不安の空気だった。
そんな空気の中、隣にいる椿姫が俺の服の裾を引っ張って男が置いていった箱を指差す。

「た、大変だぁ!!」

空気を壊したのは扉から部屋に入ってきたスーツ姿の男だった。

あれは……今日欠席していた会社の秘書のはずだが……?

「社長の自宅で社長が殺されて! く、首が無くて……!」

木更「なっ……!?」

その言葉に木更だけでなく、全員が机に置かれた箱に視線を向ける。

――蓮太郎がその箱の中身を確認する。
だが、その中身は蓮太郎だけでなく全員が察したことだろう。箱の底面からにじみ出る赤い血液がそれを物語っていた。

蓮太郎「あの野郎がぁぁぁぁぁ!!」

聖天子『静粛に!』

蓮太郎の絶叫と聖天子様の一喝がほとんど同時に部屋に響く。

聖天子『……みなさん。私から依頼の達成条件を一つ追加させてもらいます。あの男よりもケースの回収。もしそれが達成できなかったら……』

木更「できなかったら?」

聖天子『――あのケースの中身、七星の遺産により東京エリアを囲むモノリスが壊滅。瞬く間に東京エリアは絶滅するでしょう。あれは邪悪な人間が使えばそれすらも可能とさせる、封印指定物なのです』


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