過去ログ - 八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語は間違っている」
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266: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/08/21(木) 00:47:24.85 ID:EiQJmKCHo
樋口さん一人を男に渡し、俺は店を出た。目に映るこの世界はモノクロに見える。夕陽で赤くなっているはずの空も、俺の腐った目には白と黒のグラデーションにしか感じられない。

「……帰るか」

そして俺は歩き出す。またいつもの日常を。

――瞬間、見覚えのある顔が俺とすれ違った。

「……えっ、今のは」

思わず振り返る。今すれ違ったのは、誰だ?

「……あっ、あの!」

今思えばあの時の俺はイカれてたとしか思えない。もし仮に彼女が現実にいたとしても、俺と彼女とは接点がないのだから。

――それでも、求めずにはいられなかった。

この世界で唯一見えた色。

それを逃したくなかった、

「……何でしょうか?」

振り返ったのは、夢で何度も見た黒髪の美少女――

――雪ノ下雪乃だった。


やはり俺の世にも奇妙な物語は間違っている。
最終話
『そして比企谷八幡は夢から覚める』

Coming Soon!!



以上です。

書いてみてわかったけど、やっぱり小説形式は難しいのとダラダラ長くなるから、本編は前回までと同じく、脚本形式で書くかもです。


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