過去ログ - 八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語は間違っている」
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815: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/09/07(日) 19:27:24.46 ID:u75oHh88o
結局十分ほど同じ方向に歩き続けたが、向こう側までの目測での距離は変わらなかった。

川崎「このまま……出られなかったら……」

ぼそりと呟く。その声は半分泣き声になっていた。上着を掴む手は相当な力なようで、その部分がクシャクシャになっている。これはアイロンかけねぇと着れねぇな。ねぇねぇうるさいな、パヒュームなの?

八幡「……まぁ、七不思議では夜って条件付きだったから、朝になればどうにかなるんじゃねぇの?」

川崎「……なら、いいんだけど」

確証はない。ただ、俺自身が現実から逃避したいだけだ。だからこれも、川崎のためではない。



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