過去ログ - 絵里「遠くの親類より近くの他人」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/08/18(月) 08:21:30.17 ID:rARV+jsx0
それは真姫の人生の認識を変えかねないほどの衝撃だった。
もしもこの二人の好意に打算が含まれていようと、これほど好かれているなら別にいいのではないか。
キャバクラ通いを辞められないサラリーマンの気持ちがわかった気がした。
真姫が彼らを汚らわしいものとして見ることはもうないだろう。
この短い間に彼女はひとつ大人になったのだった。
「真姫ちゃん、どうしたの?」
ずっと黙っていた真姫の顔を、不思議そうに凛が覗き込んでくる。
少しだけ見つめ合って、真姫は凛の肩を抱き寄せた。
にゃん、と彼女は小さく鳴いた。
「仲良しさんだねっ」
穂乃果が空いている方の真姫の腕に抱きついてくる。
凛はくすぐったそうに笑って、真姫の首元に頭を擦り付けた。
どうやらこの店、お触りは禁止ではないらしい。
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