過去ログ - 【モバマス】 プロデューサーとアイ​ドルの日々
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25: ◆f/hMtqKN8k[sage]
2014/09/23(火) 11:24:52.29 ID:ToqUvuz80
次の日レッスンの時間。俺は凛と走りに行った。

仕事の方はたくさんあるわけではないので終わらせた。

凛は蒼色のジャージを 着ている。

「じゃあ、まずは凛のペースに合わせて適当に走るか」

「うん……」

そう言って走り始めた。

走り始めて二週間。凛にある程度の体力がついた。

「今日でこれも終わりにするか」

「終わり……」

「 ああ。これくらい走れるならもう大丈夫だろうし」

「ふーん……」

「なんだ寂しいのか?」

「いや……帰ろ……」

「うん……?」

いつも帰る時は話しながら帰る。と言っても俺が一方的に話してるだけなのだが。

しかし、今日は凛から話しかけてきた。

「ねえ……」

「ん?」

「私と走るの面倒じゃなかった?」

「面倒?」

「うん」

「まあ、走るの自体は嫌いじゃないしな。それに」

「それに?」

「お前のためだしな。気にすんな」

「レッスンにもついていけない私のため?」

「ついていけないとかそんなんじゃなくてさ」

「一週間、レッスンについていこうしたわけじゃん」

「そしたら応援したくなるじゃん?」

「……そうなんだ」

「そうなんだよ」

「……ねえ、プロデューサー」

「うん?」

「ありがとう」

「……え?」

「だから、ありがとうって。何か変?」

「いや、凛って無愛想だからそういうの言わないと思ってたから」

「私だってありがとうぐらい言うよ」

「そうか。どういたしまして」


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