過去ログ - ちなつ「blueはどこへ消えた?」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 01:33:38.59 ID:6oJFiQZgo
京子「まあ結衣と相合傘するのなんて、私しかいないでしょ」
私は黙っていることしかできなかった。
京子「……あれ、ちなちゅが絡んでこない」
ちなつ「ちなちゅ言わないでください」
言葉を発して、自分でも、自分の声の重苦しい雰囲気に驚いた。
京子「いや、そんなに怒らなくても……わかったよ、ちなつちゃんが入ればいいでしょ」
ぶっきらぼうにそう言って結衣先輩のそばから離れる京子先輩。
ああ私、また気を遣わせちゃった。
私は結衣先輩の差す傘に入った。
京子先輩には私の傘を貸してあげた。
傘の中には気まずい空気が流れていた。
青い雨がぱたぱたと傘を叩く。
憂鬱を表す、ブルー。
その音が、気まずさを後押しする。
なにか話をしなきゃ。
――思い浮かばなかった。
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