過去ログ - ちなつ「blueはどこへ消えた?」
1- 20
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 01:36:27.20 ID:6oJFiQZgo
次の日も、また次の日もごらく部は活動していたが、私の調子は変わらなかった。
いや、少しずつ、気分が塞いでいっているような気もする。
このままだと、私、どうなっちゃうのかな――。
 
その日も私はお茶を淹れ、机に突っ伏していた。
宿題なんて、一つも手をつけられていなかった。
私は濁りに濁った意識の中で、考え事をしていた。
 
忘れること。

恋をした人に振られた時は、そうすることが一番だとよく言われる。
しかし私にそんなことはできなかった。
なぜなら意中の存在は――すぐ近くにいる。
ごらく部にいる限り、結衣先輩と距離を置くことはできなかった。

――ごらく部を、やめる。
 
私はどぶの底から引きずり出したようなそのひらめきを、必死に殺そうと努力した。
私がいなくなったらみんなが迷惑する。

たとえば――。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
65Res/45.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice