過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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24: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/08/21(木) 21:10:41.19 ID:9RgXLiI+0
「いいんでしょうかって。俺の部屋の風呂に俺が入れって言ったんだから、何も問題ないだろ」

首を回しながら気楽に答える提督に、春雨は「そうじゃないです」と返す。

「そうじゃないんです……」

繰り返し、握った両手をひざに当て、軽く俯きながら春雨はここしばらくの記憶を思い起こす。

深夜に初めてこの部屋を訪れ、提督に初めてを捧げた……、奪われた日から、しばらくが経過
している。約束通り輸送部隊の護衛任務で実戦デビューを果たした春雨は、その後も比較的安全な
海域での任務で着々と経験を重ねながら、度々提督から呼び出しを受けている。深夜の提督室で
二人きりで何をしているかなんて、当然他の誰にも言えない。

訥々と語った春雨の言葉に、提督は最初ふむ、と頷いたきり黙り込んでしまったため、春雨は
顔を上げた。やはりどう考えてもいけないことだったんだ。

春雨が見たものは、ジーッという擬音がよく似合いそうな、視線をやや下げつつも春雨を真っ直ぐ
見つめる提督の顔だった。



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