過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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38: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/08/24(日) 23:48:09.91 ID:k71sa0Df0
「俺に枕仕掛けて出撃機会もらおうなんて馬鹿、後にも先にもお前しかいねえよ」
それを聞いて春雨は安心したような恥ずかしいような感覚になって、とりあえず「はあ」と
だけ返した。そんな春雨を提督は呆れた目で見つめる。
「そもそも最初はどうあれ今はしっかりローテーション組んで出撃してるお前を、今さら理由なく
外したりはしねえだろ。不審がられる」
そこまで告げて提督は読んでいた雑誌を机の引き出しにしまうと、立ち上がった。春雨の眼前、
部屋の中央あたりで立ち止まる。春雨は見下ろされるかたちになる。
「で、本当は何の用なんだ?」
腕を組んで、口の端を上げながら言う提督の口調はどこか問い質すようなものだ。本当はそんな
ことを聞きにきたんじゃないだろうと言いたげに。
「えっ、本当はって」
「あれだけ出撃してたら分かるだろ。新入りを育てるのは手間だが、ある程度経験積んだ駆逐艦
を任務から外すわけがないって事くらい」
言って提督は両手で春雨の両頬を引っ張った。白くて柔らかい両の頬が餅のように長く伸びて、
「で、何しに来たんだ? 言わないと任務外すぞ? ううん?」
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