過去ログ - 【艦これ】春雨Lv1、出撃します
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4: ◆Cb7Sdmjf3Wkl[saga]
2014/08/19(火) 01:21:31.10 ID:Yty4ocay0
基本的に夜は自由だ。昼間に出撃していた艦娘や明日の出撃が決まっている艦娘が早めの就寝を
求められる以外は、飲み会でもお菓子パーティーでも、というのがこの鎮守府を預かる提督の
方針らしい。廊下を歩きながら耳に届く声を聞いた感じ、少し規律が緩いんじゃないかとも
思うが、同時に少し羨ましい。艦娘としてまだ何もできていない自分が混じるにはなんだか
抵抗があるそこに、いつか入っていけるだろうか。
思いつつ春雨は、目的の部屋の前で足を止めた。提督室。そう書かれたプレートはシンプルで
飾り気がなく、両開きの木の扉もサイズこそ大きいが目立った装飾が見当たらない。この鎮守府で
最も偉い人物がいるにしては質素な気もするその部屋の扉を、隙間から光が漏れてきているのを
確認して深呼吸を一つ、そして春雨はノックした。
「……誰だ」
既に十二時近いこんな時間に人が訪ねてくるとは思わなかったのか、一拍の間があった。
「駆逐艦、春雨です」
「……入っていいぞ」
緊急の用事なんてありもしなさそうな駆逐艦の名前だったからか、提督の声は怪訝そうでは
あったが、許可が得られたので春雨は失礼しますと告げて扉を開けた。



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