2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/08/19(火) 21:17:36.53 ID:E5JxYiHg0
学園都市上空
フェイトが目を覚ますと、眼前には少しずつ迫る地上が見えた
フェイト「クッ…!…バルディッシュ…!!」
彼女は愛機バルディッシュを取り出してかざす
次の瞬間、フェイトの全身は眩い光に包まれ、光が消えるとその身体は紺色を基調としたバリアジャケットと、白いマントを身に纏っていた
そして手には漆黒の鎌のようなデバイス…バルディッシュを携えていた
変身したフェイトは飛行しながら地上に近づく
そしてゆっくりと着地した
着地をし、辺りを見渡す
どうやら公園のようだ
人は誰もいないようだった
周囲を確認したフェイトは変身を解く
身体が眩い光に包まれ、今度は黒い制服を身に纏う
下はオフィススカートでストッキングとハイヒールを履いている
フェイト「…私はどうしてここに?」
フェイトは自分が何故ここにいるのかが分からなかった
目が覚めたら空から降下していたのである
フェイト「とりあえず一度本部に行かないと」
フェイトは辺りに誰もいないことを確認すると魔法陣を展開し、呪文を唱えた
フェイト「…!…どうして転移しないの…!」
フェイとが唱えた呪文は自分を管理局の戦艦内に転移させる呪文である
管理外世界の行き来には宇宙圏を先行している戦艦を中継する必要があった
その呪文が使えないのである
フェイと「とりあえず情報収集だね」
フェイトはこの地域の情報を集めるために歩き出した
フェイトの読み通りここは地球だったのだが、街を歩いていていくつか奇妙なものを発見した
まず、空にはスクリーンのついた飛行船を模した飛行する機械
道を掃除するドラム缶に車輪がついたようなロボット達
彼女が知っている地球にはこんなものはない
ロボットに関しては、ガジェットと思って攻撃しようと思ったが、彼らは掃除をしてるだけだったのでやめた
フェイトは嫌な予感を覚える
パラレルワールド…平行世界なのかもしれない
だが何故自分がここにいるのか
それだけは腑に落ちなかった
街を歩き続けていたらいつの間にか日が落ちていた
夜道を歩くフェイト
ここは地球の日本にあたる場所だということは分かったが彼女は円を持っていない
それもその筈、目が覚めたらこの有様、準備などしているわけがない
34Res/33.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。