過去ログ - 提督「釣りをしてたら何故か釣れた」空母棲姫「……」【艦これ】
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142: ◆.Em5oVk1MAsD[saga]
2014/12/22(月) 07:41:44.73 ID:yKRJ6QCno

海からの奇襲は、すでに榛名は予知していた

砲と機銃をフルに稼働してもここの艦載機全ては対処しきれない状況、そして砲身を提督方面に向けるためにはこれ以上身体をずらす訳にもいかない

そんな状態だが、榛名はここから提督に向かっている艦載機を全てをどうにか出来ると分かっていた


榛名「主砲!」


右側下部武装の46cm砲が水中の艦載機が居ると思われる方へと向く


榛名「砲撃――」


機銃が艦載機の核を撃ち抜き、副砲が破壊する


榛名「開始!」


そして、46cm砲弾が水中の艦載機へと放たれる

その46cm砲による砲撃が始まる寸前に、一瞬だけ榛名は脚部艤装の機能を停止させた

本来、脚部艤装の役割は艤装を装着している艦娘が沈まないようにするために存在する訳ではない

砲撃の反動によりバランスを崩すといった事態を防ぎ、そして戦艦クラスの艦娘にとっては吹き飛んでしまうことが無いようにする代物だ

それの機能を一瞬でも機能を停止させるということは――――

沈む感覚が現れた瞬間、砲撃の反動によって榛名の身体は宙へと浮き上がる。浮き上がると言うより、吹き飛ぶと言うのが正しいが

彼女の浮き上がった先には、砲と機銃ではどうしても処理しきれなかったリーダー格と目星を付けていた艦載機がこちらを討たんと魚雷を発射しようとしていた

本来は彼女は水上に居るはずで、手が届くほどの位置には居なかった。しかし、今は艦載機の目の前に居て、手が届く

榛名は艦載機の猫を象ったと思われる部分を掴み、ぐしゃり、と握りつぶした

そのまま、旋回していた艦載機に魚雷が当たるように投げる

着水と同時に艦載機が盛大に爆発する。そのまま、一瞬コントロールを失った艦載機が次々とその爆発の被害を被っていく

運が良いのか悪いのか、爆発によって吹き飛んだ艦載機の残骸が別の艦載機の爆弾や魚雷に当たり、連鎖するように爆発して被害がどんどん広がっていった


榛名「ピタゴラ・スイッチ……っと、早く水中の方を片づけないといけませんね。さっきので時間を稼ぎましたが、それでもかなり提督に近づいているんでしょうし」



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