過去ログ - 提督「釣りをしてたら何故か釣れた」空母棲姫「……」【艦これ】
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226: ◆.Em5oVk1MAsD[saga]
2015/06/09(火) 03:00:26.16 ID:EkNhDP2+o

  ――――――空母寮――――――



空母棲姫「あれガ空母寮か。思ったよりこじんまりトしている」


提督と別れ、空母棲姫は一人空母寮に向かっていた。彼女はなんとなくで歩いていたが、記憶と関連があるのか、あっさりと空母寮を発見した

二階建てのそれは、今まで鎮守府を巡った中で先の訓練場と同じか狭いか位の面積で、ドックや倉庫、執務室や間宮があった建物群と比べて規模の小ささが窺える

ドアの近くに到着し、空母棲姫は深呼吸をする


空母棲姫「スゥー……ハァ……よし、覚悟した」


彼女にとって、残念ながら一階の“物置”なる場所には行かなければならない。勿論、榛名のアドバイスのこともあるが、それ以上に、この建物を見た時に思ったのだ



部屋に戻らないと、と

その部屋がどこなのか、どこにあるのかなど空母棲姫は知らないが、そう思い、今身体がそこへ行こうとしている

そして、それが自分が何者なのか、何の為にここに来たのか分かる鍵……あるいは答えがあるのだろう


ドアを開ける。外側に鍵穴が付いていない為入れない可能性も考慮したが、どうやらそんなことはないようだ


空母棲姫「いい加減セキュリティヲどうにかしても良いト思う」


ぽつりとそんなことを零す。自分を落ちつかせるために独り言を呟いたのだが、余り意味がない

心臓が早鐘のように打ち、これ以上平静を保っていられる自信が空母棲姫にはなかった

嫌でも身体が走ろうとする。ばれてしまっては元も子もない為それを抑えているが、あんなことを言われなければこの狭い廊下を全力で走っていただろう


一歩、一歩、音を殺して進む

向かう先は一階、奥の部屋



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