過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
↓
1-
覧
板
20
108
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga]
2014/08/26(火) 23:55:38.32 ID:2L8MeaEd0
ー大きなお家
魔女「パパ!バトルしよ!」とびつき!
旅人「またか……」
魔女「だって、宿題なんだもん!」ぎゅ
旅人「先生には、親のことを考えてほしいものだ」ヤレヤレ
ー庭
旅人「撃ってこい。全て無に帰してやる」
魔女「またかっこつけちゃって……。どうなっても知らないよ!」
旅人「パパは強い。構うな」
魔女は一度、深呼吸する。そして。
魔女「紅き月よ!!」
魔女が杖をかがけると、雲が太陽を覆い、代わりに、紅き月が現れた。
魔女「悠久の闇を照らし、未来に星を散らせ!!」
その言葉に、紅き月が鼓動する。
旅人「ふー……」
煙を燻らせ、仮面の奥に、冷徹な笑みを浮かべる旅人。
魔女「月紅焔殲無!!」
魔女が旅人に向けて、杖を降り下ろしたその瞬間。
旅人「!」
紅き月より、希望も絶望も焼き尽くす、終焉の焔が放たれた。
旅人「ファザービーーーム!!」
対して、旅人の仮面の瞳から、熱くたぎる、娘への愛情が放たれる。
魔女「はぁぁぁぁぁ……!!」
旅人「うおおおおお……!!」
せめぎあう宿命。
魔女「私は必ず、宿題という悲しみを終わらせてみせる!」
旅人「その為に、俺と言う、大きな壁を乗り越えてみせろ!!」
魔女「んー……!やあああ!!」
紅き月が、紫焔に包まれた。
旅人「ふっ。また一つ、成長したな……」
紫焔が、パパの愛を焼き尽くしてゆく。
魔女「パパのおかげだよ」
否。
魔女「だって、私はパパの娘だもん!」
愛は混じり合い、消滅した。
旅人「ありがとう」
ひび割れる仮面。
旅人「そして、おめでとう」
仮面は砕け、陽の光が、二人を優しく照らした。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
132Res/127.71 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1408542642/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice