過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 16:30:07.21 ID:50w6ShJc0
魔女「本物!?」

勇者「もちろん」

旅人「…………」

勇者「あんたは信じるか?」

旅人「その左胸の紋章は、勇者のみに与えられる、特別な魔法で刻まれた紋章。つまり、本物の証だ」

勇者「へぇ。よくご存知で」

旅人「さ、あの岩陰に隠れていろ」

魔女「でも」

勇者「言うことを聞いたほうが利口だぞ、お嬢さん。俺達は、君の命を頂きに来たんだ」

魔女「……そうだ!これを!」

魔女は、三つの石を取り出した。

勇者「何だ?それは?」

魔女「これは、勇者の力を抑える、伝説の宝石です!」

勇者「…………」

魔女「あれ?そう言えばこれ、どうやって使うんですか?」

勇者「ぐあー!」

魔女「や、やった!効いてる!」

勇者「なんてね」

魔女「え?」

旅人「…………」

魔女「どういうことですか?ねえ」

旅人「はやく隠れろ」

魔女「ねえ!」

旅人「下がれ!!」

魔女「!」びくっ

旅人「頼む……」

魔女「はい……」

魔女は、急いで岩陰に身を隠した。

勇者「俺達は、あんたの優しさに敬意を表し、あんたが死ぬまで、お嬢さんには手を出さないことを約束しよう」

勇者は、剣を抜く。

勇者「いいか皆!こいつは知っての通り、他の魔族とはどこか違う!油断すれば、命はないと思え!」

戦士の剣の刃が、唸りを上げ、回転する。

戦士「油断だと?笑わせるな」

銃口が、旅人に照準を向ける。

銃士「殺し合いにおいて油断など、一度もない」

魔法使いは、杖を握り締めた。

魔法使い「私も同じです。援護は任せて下さい」

勇者「ふっ。では……いくぞ」

旅人は刃を抜き、身構えた。

旅人「悪く思うな」


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