過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/27(水) 19:09:08.66 ID:50w6ShJc0
一度の瞬きも許さぬ隙。

勇者「勇者奥義!」

それを勇者は逃さなかった。

勇者「正義一閃!!」

勇者の剣より放たれたのは、閃光であり斬撃。

旅人「!」

接触と同時に、大きな爆発が起こった。

勇者「……」

爆煙を払い、旅人が姿を現す。

旅人「……」

旅人は、一度、魔女の安否を確認した。

魔女「……」

魔女は、不安気に旅人を見つめている。

旅人「……」

無事を確認した旅人は、再度、勇者に向けて駆け出した。

勇者「……」

続けて、勇者も駆ける。

勇者「勇者終極奥義!!」

旅人「……!!」

激しく砂煙をたて、交わる二つの刃。

旅人「!」

激しい攻めぎ合いに、ついに、旅人の刃が砕けた。

勇者「無極終天連斬!!」

常軌を逸脱した速度、永続的な斬撃。

旅人「!!」

砂煙は砂嵐となり、光をも飲み込んだ。

魔女「きゃあ!」

そして、砂嵐が裂かれ。

勇者「これが!英雄の証だあああ!!」

最後の一撃が放たれる。

旅一「…………」

旅人は、魔女の隠れている岩に叩きつけられ、宙を舞い、地を跳ねた。

魔女「……!」

魔女はただ、その光景に震えた。

勇者「ぐあああ!」

突然。勇者の体から、大量の血が噴出す。

勇者「はぁ……はぁ……。勝ったぞ!」

それでも、ゆっくりと、旅人に近づいていく。

魔女「!」

魔女は、ハッと我に返り、旅人の元へと駆け寄った。


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