過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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[saga]
2014/08/27(水) 20:09:09.37 ID:50w6ShJc0
―BAD END―
勇者「安心しろ。今すぐ、そいつに会わせてやる」
勇者は剣を構え、ゆっくりと二人に迫る。
魔女「させません!」
魔女が、勇者の前に立ちはだかる。
勇者「どうした、足が震えているぞ」
勇者は、二人の目前に迫った。
勇者「お前に、人の命が奪えるか?」
魔女「……」ぷるぷる
勇者「最期にひとつ、教えてやろう」
旅人が、魔女の背後で、なんとか立ち上がろうとする。
勇者「一人前の女は、命を奪うもんじゃない」
勇者の剣は、冷酷に、二人を貫いた。
魔女「あああ!!」
勇者「命を産むもんだ」
旅人「き……さまあ!!」
勇者「心痛むが、はっきりと言わせてもらう」
魔女「…………」
勇者「いくら父親振ろうと、あんたは父親には」
勇者の首が飛ぶ。
旅人「貴様に言われるまでもない……!」
そう言い、剣を引き抜いていく。
旅人「少し、我慢しろ」
魔女「うう……!あああ!!」
血塗れた剣を投げ捨て、魔女を寝かす。
旅人「すぐに、治してやるからな!」
魔女「パパ……」
旅人「くそっ!」
魔女「パパ……」
旅人「ほら、傷は癒えたぞ!もう平気だ!」
しかし、魔女は虚ろな目で、空を見上げている。
魔女「パパどこ……?」
旅人は、小さな手を、強く握った。
旅人「どうした!傷は癒えたぞ!」
魔女の瞳から、涙が溢れる。
魔女「ふふっ。ずっと、大好きだよ」
その言葉を最期に、魔女は動かなくなった。
旅人「しっかりしろ!おい!くそ、なぜだ……!傷は癒えた!なぜなんだ……!!」
魔女の頬に落ちる涙。
旅人「あああああ!!」
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