過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/22(金) 00:58:41.47 ID:cJE77PeQ0
ー雨

旅人「…………」

魔女「寒……」ぷるぷる

旅人「町に着いたぞ」

魔女「…………」

旅人「…………」

魔女「ボロボロッ!!」ががーん!

旅人「これも仕方ないことだ」

魔女「なぜ、仕方ないんですか?」

旅人「そういう世の中だからだ」

魔女「…………」

旅人「…………」

魔女「っくちゅん!」

旅人「あの廃屋なら、屋根が残っている」

魔女「本当だ!」

旅人「…………」

魔女「どうしました?」

旅人「誰かいるかも知れない」

魔女「悪い人ですか?」

旅人「…………」

魔女「安心なさい!我は魔王の……」

魔女は、ハッとして、口を塞いだ。

旅人「それでいい」

魔女「ふふん!」

旅人「行くぞ。離れるな」

魔女は、こくりと頷く。

ー廃屋

旅人「…………」

魔女「…………」

旅人「大丈夫だ」

魔女「どうしてわかるんですか?」

旅人「鍛練のたわものだ」

魔女「たわもの?それは、美味しいんですか?」ぐ〜

旅人「…………」スタスタ

魔女「……空いたな」ぼそっ

旅人が、暖炉に火を灯す。

魔女「おぉ!」たたた!

旅人「半日は燃え続けるだろう」

魔女「さすがです!」

旅人「…………」

魔女「今のは、お腹の音です……」


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