過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/22(金) 01:23:35.84 ID:cJE77PeQ0
ぽいっと、干し肉を投げ渡す。

魔女「うぇ……。またこれですか」

旅人「水もない。あるのはそれだけだ」

魔女「…………」

旅人「辛いか?」

魔女「そんなこと……ありません!あむ!」

旅人「…………」

魔女「うぇ……」

旅人「…………」

魔女「あぁ……美味しいお肉やお魚達が恋しいです」もむもむ

旅人「…………」

魔女「あ!」

旅人「どうした」

魔女「あなたのご飯は!?」

旅人「必要ない」

魔女「半分こしましょう」ぱきっ

旅人「必要ない」

魔女「倒れたりしたら、私が困りますので」

旅人「倒れたりしない」

魔女「あーわかりました。不味いから食べたくないんですね!」

旅人「言っただろ」

魔女「不味いからって、私に押し付けるなんてひどいです!」ぷんぷん!

旅人「貴重な食料だと、教えたはずだ」

魔女「…………」

旅人「…………」

魔女「だったらなおさら」

旅人「お前の考え、行動は、一人前の女として必要なものだ。お前は正しい」

魔女「……」

旅人「だが、俺には必要ない」

魔女「もういいです。わけわかめです!もぅ、知りませんからね!!」ぷいっ!

ー深夜

魔女「…………」すー…すー…

旅人「…………」

とっ……。

旅人「…………」

旅人の投げた刃が、盗賊の腹を貫き、煉瓦の壁へと突き刺さる。

盗賊「っ!」

旅人「悪く思うな」


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