過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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[saga]
2014/08/20(水) 23:11:17.92 ID:udaXl9XL0
ー魔王城
魔女「お母様!」とてとて
魔王「ふふふ」なでなで
魔女「御用件は何でしょうか?」
魔王「愛する我が娘に、この様な頼み事をするのは、少し気が引けるのじゃが……」
魔女「何でもお申し付け下さい!お母様!」
魔王「そうか……。いやな。翌年、勇者が派遣されると言う情報を耳にしてな」
魔女「なんと!我らが魔族の宿敵、勇者がですか!」
魔王「うむ。実に、百六年ぶりじゃ」
魔女「むむぅ……」
魔王「それで、その勇者をじゃな。お前さんに、始末して欲しいのじゃ」
魔女「えぇ!?」
魔王「まだ幼きお前さんにとっては、それは酷なことやも知れぬ。じゃがしかし、我は魔族の王。ここを動く訳にはいかぬ」
魔女「側近のお姉さんに頼めばよろしいのでは?」
魔王「側近のお姉さんも忙しくてな。頼めるのは、愛する我が娘しかおらんのじゃ」
魔女「むぅ…………わかりました!」
魔王「頼まれてくれるか?」
魔女「任せて下さい!」
魔王「すまぬな。愛する我が娘よ」なでなで
魔女「んふふ!お母様の為なら、私、何でもしますよ!」
魔王「ありがとう!」にこっ!
…………。
魔王「気をつけてな!」テヲフリフリ
側近「……魔王は、我が子を地獄に落とし、魔王に育て上げるとは耳にしていましたが」スッ
魔王「勘違いするな」
側近「は?」
魔王「小娘には、とっとと死んでもらいたくてな」
側近「魔王様、何を仰るのです」
魔王「この世は我が物じゃ。永久に……」
側近「魔王様?」
側近は血の塊となる。
魔王「ふふっ。我の終りはこの世の終り」
不適な笑みを浮かべ、月を紅く染める。
魔王「それまでは、この世は我の物じゃ」
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