過去ログ - ちっちゃな魔女が、勇者を倒しに行くお話
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[saga]
2014/08/23(土) 01:38:46.40 ID:fUBldNlV0
熊男「あれだけの毒矢を受けて、動けるとはな」
大きな斧を持った熊男に続けて、弓を構えた数人の魔族達が姿を表す。
熊男「撃ち殺せ!!」
旅人「……」
旅人は放たれた矢を、全て燃やし尽くした。
熊男「ほぅ……」
魔族達は弓を置き、片手を旅人に向けた。
魔女「助けなきゃ……!」
魔女の脳裏に、旅人と初めて会った時、旅人に切り倒された人達の姿がよぎる。
魔女「生きる為には……」
とある町での、敗者の姿が蘇る。
魔女「…………」びくびく
人間の悲鳴が、体中を駆け巡る。
魔女「…………」がたがた
旅人は放たれた魔法を、全て術者に跳ね返した。
熊男「なに!?」
旅人「目をつぶって、耳を塞いでいろ!」
盗賊達は、また魔法を放とうとするが、それは、旅人に隙を与える結果となった。
旅人「悪く思うな」
一瞬で接近し、切り倒していく。
熊男「ぬんっ!」
降りおろされた斧を紙一重でかわし、斧を持つ腕を切り落とす。
熊男「ぐあああ!!」
魔族「ひぃ!」
ぷぴー!ぽぽー!
熊男「俺達が悪かった!金はやる!」
ぺぴぽー!ぴぽぱー!
魔族「あああ!!」
ぽぴぱー!ぷぺー!
旅人「…………」
ぴっぴー!ぽー!
旅人「…………」スタスタ
ぱぷー!ぺぺー!
旅人「もう大丈夫だ」
ゆっくりと目を開けた魔女は、旅人の姿を見て、小さく悲鳴を上げた。
旅人「…………」
見馴れたはずの、姿なのに。
旅人「すまない」
魔女「…………」びくびく
旅人「すまない」
魔女の涙が落ちるのと同時に、空から滴が落ちた。
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