14: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/08/22(金) 22:27:50.66 ID:nc3/MB8Go
海未「穂乃果!ちょっと走りすぎです」
穂乃果「うぇーーー、ちゃんとやってるのにー」
ことり「まぁまぁ……もう少し意識的にやってみよ?」
穂乃果「ぶーーー」
海未「全く、さぁ、もう一度行きますよ!」
――――――――――
放課後
海未ちゃんはいつものように私達のコーチングをしています。
μ'sの練習中はやっぱりあの真剣な表情です。とってもまっすぐな瞳でメンバーを見つめているのが伝わってくるんです。
あんまりダンスが得意じゃない私は、ダンスの練習が少し苦手。
練習に熱が入ってきたのか、海未ちゃんもうっすら汗をかいています。長い髪が頬に張り付いているのが見えました。
斜めになってきた太陽の光が反射して綺麗だな―――……
「うわっ?」
ドテン、漫画ならそんな擬音が宙に浮かびそうな尻もち。どうやら私は転んでしまったようです。
いけないいけない。ぼうっとしちゃってた。
「かよちん大丈夫っ?」
凛ちゃんが駆け寄ってきました。
「うん。平気だよ」
「どこも痛くない?」
「大丈夫、怪我とかもしてないみたい」
「もう、しっかりしなさいよ」
真姫ちゃんが横から声をかけてきました。
「あはは、ちょっとぼーっとしてたよ」
凛ちゃんに手を引っ張られて立ち上がると海未ちゃんと目が合いました。
「花陽?大丈夫ですか」
何故かその一言で急に冷静になってしまいました。
何も無いところで転んじゃったな。恥ずかしいよ。
「あっ、あっ……はい!すごくいっぱい大丈夫です!!!」
「かよちん日本語ちょっとおかしーにゃー」
凛ちゃんの鈴の音のような笑い声が空に吸い込まれて行きました。
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