7: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/08/22(金) 00:21:54.29 ID:nc3/MB8Go
μ'sに入ってから色んな人と関わるようになった気がする。
三年生の先輩、ニコちゃんや絵里ちゃんや希ちゃんは普段の私なら多分、関わることなんて無かったと思う。
そして、それは目の前の海未ちゃんも一緒。
そういえば今まで、海未ちゃんと私はなんとなく接点がなかったから……
「花陽は一人でご飯ですか?」
私は目の前に立っている海未ちゃんとの距離感を、つかめなかったりしていた。
「はっ、はい!えっと、今日は凛ちゃんが先生に呼ばれてるとかで……」
「そうだったのですね。ふふ。花陽があまりに楽しそうなので、つい私も一緒に楽しくなってしまいました」
「は、はぁ」
海未ちゃんは、部活だといつも穂乃果ちゃんたちを叱咤激励してグイグイと練習を引っ張っている。
だからなんとなく、ちょっとだけだけど、怖いイメージがあったのも事実で。
その、鬼教官というか……。
でも今はそんな感じが、あんまり……しないような。
「一人で食べているなら私もご一緒していいですか?」
「実は私も今日は一人なんですよ」
「どうですか?花陽」
と、海未ちゃんは片手に持ったお弁当をひょいっと掲げます。
その仕草はとても無邪気で、私は思わず。
「もちろん、い、良いですよ」
と返してしまいました。
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