80: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/08/30(土) 16:05:47.37 ID:svq1J3rwo
「うっ……うう。もうお嫁にいけません」
「ひゃぁぁ……ごめんね、ごめんね。悪気は無かったんだけど」
「うぅ……」
ようやく落ち着いてきました。
未だに涙目の海未ちゃんの背中をよしよしとさすってあげます。いつもはあんなにピンと張っている背中がとっても丸く小さくなっていました。
「あぁぁぁ……あんまりです……」
「大丈夫だよ……私なんとも思ってないよ」
「ほ、本当ですか?」
「うん。海未ちゃんも女の子だもんね。可愛く思われたいって、普通だよ」
「うぅぅ、は、花陽〜〜〜……」
海未ちゃんの瞳はとても潤んでいます。
取り乱したせいで髪も少し乱れて、その光景が何故か花陽にはとても艷やかに見えてしまって……。
「海未ちゃん」
思わず、私は海未ちゃんを抱きしめてしまいました。
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