83: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/08/30(土) 16:28:06.15 ID:svq1J3rwo
そこから先は、覚えていない。
一旦口が離れて、でもすぐにまた交わる。堰を切ったようにお互いの唇を寄せ合っていました。
何度も、何度も、キスをしては離れ、頭が唇の感触で埋まっていき、段々とそれ一色に染まっていきます。
「はぁっ……はぁっ……海未、ちゃ……ん」
どれくらい経ったかもうわからないけど、そこでキスが途切れました。
全身がしびれるような感覚に包まれていて、体の芯はぽかぽかと温かい。
目線の先にある海未ちゃんの口元は淡く濡れて、部屋の明かりが反射しているのがわかります。
「花陽……」
その口が開く。
「私は、こんな気持ちは初めてです。胸の奥の、高まりが抑えきれません」
「花陽が、愛おしくなって、その思いが大きくなって歯止めが利かないんです」
「海未ちゃん……」
秘めた思いを、真剣に告げていく海未ちゃんは……私にとってもたまらなく愛しい。
私はそんな海未ちゃんの首に手を回し、顔を引き寄せてキス。
「ふむっ……んん」
「ん……っ」
その次に、口を海未ちゃんの耳元に近づけて伝えます。
「私も、おんなじ気持ちだよ」
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