過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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163: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/04/14(火) 00:21:32.86 ID:6OuRRc5AO
――第壱百八鎮守府・提督執務室

……という名前のプレハブ小屋――


叢雲「ふぅ……こんなもんかしらね」


 本部から届いた荷物のより分けを終え、時計を見ればもう短針が12時を過ぎつつあった。
 ただの大きな箱に過ぎなかった小屋には、最低限の家具や荷物が並べられ、棚は早くも本や資料ですっかり埋まりきってしまっている。

 外からは、鎮守府の改修工事の作業音がけたたましく鳴り響いている。
 しばらくは昼夜問わずの突貫工事だ。
 プレハブ小屋の薄い壁では眠ることすらままならないだろう、それを思うと今から頭が痛くなる。

叢雲「……はぁ、最っ低……」


 思わず零す。それは誰に向けたわけでもなかったが。
 それを咎めるかのように、天井で何かが置かれたような音がする。

 向こうも終わったらしい。
 此方も作業を終えたことを伝えようと外に出る。
 二階建てのプレハブ小屋……当面の生活拠点がずらりと並ぶ様は、私の肩を落とすに十分過ぎる重みであった。


――提督私室になる予定のプレハブ二階――


『入れ』

叢雲「グラハム、そっちはどう?」

グラハム「順調だ。どう贔屓目に見てもあの牢屋暮らしよりは快適になる」


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