過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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あと拗ねてないよぅ、あっちは忙しくて切ったのよぅ
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/07/15(水) 10:49:44.20 ID:kfGRlG8AO
コバヤシ提督の話によれば、彼はかなり長く提督として勤めを果たしているベテランだという。
その古豪からすれば、新参者の私にこの問題は重く感じられたのであろう。
妥当な判断だ。異を唱えるには経験も知識も不足極まっている。
今は黙して耐えるとき。
そう言い聞かせて帽子の位置を直した。
「 グ ラ ハ ム 」
グラハム「……っ……」
あぁ……問題はもう一つあった。
至近の背後からかけられた言葉に身じろぎしつつ、ゆっくり、振り返る。
いた。やはり、叢雲だった。
憤怒に燃える鬼の形相で此方を見上げ、肩を震わせ槍を顎下に突きつけている。
ロウ大佐は、もう離脱済み。
流石は空の男だ。退き際は見極めているか。
叢雲「私が何を指摘したいか、四文字以内で答えなさい」
グラハム「……報告不備……か?」
叢雲「かは余計よ! か、は!! お馬鹿っ!」
グラハム「理不尽だな……だがそれを除けば君の怒りは正当た」
グラハム「済まなかった、叢雲」
叢雲「ふんっ……謝罪の言葉なんて事態の解決には無用というものよ」
叢雲「今度からは、私に必ず相談をすること。提督として秘書艦との情報共有は常識なんだからね! 分かった!?」
グラハム「もっともだ。その旨に従おう」
叢雲「ま、今は脱走艦の捜索と保護が最優先。意気消沈してる暇なんか無いけど、反省はしなさいよね!」
グラハム「仰せのままに、秘書艦殿」
眉を釣り上げ、腕を組み鼻息を荒くする我が秘書艦。
随分穏やかなお怒りで済んだのは、運が良いと言うべきか。
彼女に伝えなかったのは、ばつの悪さもあったが……何より、これ以上の問題を抱えさせたくないというのが大きかったと思う。
分かっている、手前勝手な言い分だ。
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