過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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246: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/08/04(火) 02:38:19.76 ID:kpdyAUcAO
グラハム「……世界中に半鎖国を強いるほどの深海棲艦を軽視、だと? 楽観視にも限度がある」

叢雲「奴らは自分達の巣である【泊地】を持つわ」

叢雲「その【泊地】から離れ過ぎない勢力展開を行う奴らに対しては、水際での対処と泊地形成直後の奇襲が基本だと判明した時期でもある」

叢雲「だから、泊地の増加拡大を阻止しつつ最低限の数で対処していれば、対深海棲艦用予算は最小限に抑えられ……残りで軍備拡張し従来の侵攻路線を継続できる」

叢雲「それが当時の人粋派の持論だったわけ」

グラハム「っ……?!」

叢雲「むしろ他国が混乱し深海棲艦に対処している隙を狙えば容易く勝てる、そんなことを本気で考えていた連中よ」

叢雲「従来の甘い汁を吸っていた奴らの考え方を反映してるんだから、当然なのかもだけど」

グラハム「待て、分かった。いや理解不能だが今はいい」

グラハム「それがあの艦娘の、脱走艦の危険にどう繋がる?」

叢雲「……奴らのやり方は、提督や深海棲艦を脅威と考える有識者、艦娘を人やそれに近しい存在と扱う人々から多大な反発を受けたの」

叢雲「それに対し、万が一鎮守府が反乱や抵抗を起こした場合を想定し、一つの組織を作った」

叢雲「そしてそれは、人粋派が弱体化した今でもまだ海軍の中に残っている」

叢雲「それがあんたの疑問の答え、大佐達の懸念の正体よ」

グラハム「……まさか……」


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