過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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265: ◆WHzNz9zb1A[sage saga]
2015/09/08(火) 03:53:24.86 ID:Kssodf2Io
ニコル「海路はそもそも港に出撃禁止のネットが張られてますし、監視網も厚めときたもんです」

ニコル「っと……海防巡視の目もありますから、いくら人出が少なくなっていてもここからの侵入は陸路を混ぜないと難しいですね」


 20キロの飲料タンクを3つ抱えたアマルフィ中佐が話に入ってくる。
 驚く叢雲を尻目に、地図の黄色い枠線……憲兵隊の巡回範囲を指差して、なぞっていった。
 綺麗に鎮守府を囲むその枠線が示すのは、万全の警備体制か、私の檻の頑丈さか。
 ともあれ、ケンペイが怠けていたという以外の答えが出せないのが現状なのだ。

カツ「マリダ・キカンのケンペイはそうそう手を抜いたりはしないと思うけどね」

グラハム「ほう、詳しいのか」

カツ「そこまでではありませんが……貴方、一回脱走騒ぎ起こしてましたよね?」

カツ「その後マリダ中尉がキツイ訓練させたらしくって、僕が貴方に会う前に全員すごい顔してましたから」

叢雲「……それはダメージ的な意味?セイシンテキな意味?」

カツ「両方」

ニコル「……昨日今日で、ケンペイ三たちが同じ轍を踏むとは思えない、というのには同意です」

スレッガー「だが、現に侵入してたわけだしな」

グラハム「何かある、な。もう一つ、ケンペイを欺ける要素が」


 また、ため息。
 今度はこの場の全員が発したものだ。
 ケンペイに気取られぬように、というのも難しいもので、今外では三人の初期艦が作業に見せかけて警戒をしてくれている。
 いつまで続くかもわからない苦肉の策だけに、今日中に事を運べないことが焦りを後押しさせてくる・



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