過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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◆WHzNz9zb1A
[sage]
2014/08/30(土) 06:40:04.76 ID:Ne73roXAO
獲物を前にした猫のような素早さで叢雲に詰め寄るグラハム。
突然の事態に叢雲は全く動けない。その小さくなだらかな肩をグラハムの手が掴んだ。
グラハム「ふむ、ふむふむ!」
叢雲「やっ、やだ……顔、近……!」
グラハム「見れば見るほどただの少女だ。肩から伝わる温もりも人のそれに相違無い」
グラハム「しかし装着している機械類は明らかに少女の担げるそれではない。艤装と言ったか……成る程、少女に艤装、これが艦娘を構成する要素なのだな?」
叢雲「ひゃんっ!?」
何か独り言をまくし立てながら、彼女の身体を文字通りまさぐっていくグラハム。
叢雲「な、な……?」
髪を掬い、絹を確かめる職人のように眺め。
叢雲「っぅん……そこだめっ……!」
艤装を撫で、軽く小突き、それが金属であると確かめ。
叢雲「っ!……っ!!……っ」
すらりと伸びた腕をそっと握り、二の腕から指先にかけてなぞりながら。
叢雲「っぁ…………!」
襟元やスカートの裾を摘まんで、それが艦娘用の特別な服であると認識し、どう特別なのかを改めて入念に
憲兵中尉「イヤーーーッ!!!」
グラハム「グワーッ!!?」
チェックする前に、憲兵中尉の砲弾めいたリクグンカラテの一撃で軽々壁に叩きつけられたのだった。
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