過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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◆WHzNz9zb1A
2014/08/30(土) 07:05:46.27 ID:Ne73roXAO
憲兵中尉「私の目の前で艦娘にセクハラとは良い度胸だグラハム=サン……ハイクを詠め、カイシャクしてやる」
憲兵「中尉殿、それ以上はいけない! もう呼吸がカバシラめいて弱っている!」
グラハム「アァ……トキガミエル……」
叢雲「[
ピーーー
]……今この場でコイツだけは[
ピーーー
]っ!」
担当官「抑えろ叢雲ぉ! それだけはいかん! いかんから!!」
事態が収拾するまでには多少の時間を有した。
拳を鳴らしながら怒り狂う憲兵中尉を憲兵が宥め、真っ赤になりながらぷるぷると震え怒り哮る叢雲を担当官が堪えさせた。
あまりにも突然のことに呆気にとられた三人だが、一応性的な目的で彼が動いていないのは明白であるとして、今回の件は不問となった。
グラハム「……大変済まなかった。時折だが我を忘れ目的に邁進する癖がある、許してほしい」
叢雲「がるるる……!」
なおも収まりがつかない叢雲に土下座しつつ、改めて事は進められた。
グラハム・エーカー、この世界においては犯罪者でしかない彼に対し、何故特例措置が取られ、提督としての着任要請が来たのか、という説明も踏まえて。
担当官「え〜……まず、グラハム少佐」
担当官「現在あなたが拘束されている理由、それは理解されていますか?」
グラハム「一応は、な」
担当官「叢雲にも既に話はしてありますが改めて……あなたへの罪状は国家の最高機密に当たる呉鎮守府基地・特別工廠内部への侵入、及び逮捕後の脱走」
担当官「深海棲艦特別対策法第92条四項及び……まぁ難しい話を抜きにして言えば、現在の日本の法において極刑クラスの大罪に値します」
グラハム「……何度も言うが、全く見に覚えの無いことでね」
担当官「調書にもありますね。ですが実際に……その……全裸で寝ていたって状況証拠もありますので、ね」
叢雲「うわ……」
グラハム「無理やり言わんでも良い。全く……」
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