過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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67: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2014/10/30(木) 00:32:55.13 ID:D7epLHdAO
グラハム「叢雲」

叢雲「えっ?」

グラハム「二三、聞きたいことがある。構わないかね?」


 唐突に話を振られて、つい身じろいでしまった。
 それは突然のことであると共に、あまりにまっすぐにこちらの目を見つめてきたからで。

担当官「質問ならば私がお受けして……」

グラハム「結構。私は叢雲と話がしたい」

担当官「いやしかし」

グラハム「私は、叢雲と話がしたい、と、言っている」

グラハム「……それとも、提督とやらの着任を拒否してみようか? 死なば諸共というのも、一興」

担当官「っ…………」


 それを制止しようとした担当官は、あっさりと丸め込まれて黙ってしまった。
 私には言っている意味が分からなかったが、要は上のつまらない目論見が見透かされているということなのだろう。
 内心、ざまを見ろと笑ってやったが……勿論、私自身は無表情を装って、彼と対峙した。

――――

あきつ丸『……中尉殿、やはりバレているのであります』

憲兵中尉(あぁ、だろうな、とは思ったさ。今回彼には着任してもらわねばならないが、海軍は体裁上と今後の手綱も踏まえ【情状酌量の末、仕方無く】としたがった)

憲兵中尉(原則、提督は個々人の判断と裁量で鎮守府を運用出来る。自由に動かれてはモノの試しにもならない以上、ムチをちらつかせたがる理由は分かるが……)

あきつ丸『もし着任を拒否でもされたら、むしろ困るのは海軍の方。それを理解しているにもかかわらず、取引を持ちかけずに話を進める意図は……』

憲兵中尉(すぐに判る。見透かされた以上、どうせ無意味な牽制だ)

あきつ丸『カホーはフートンにくるまって待て、でありますな』

――――



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