過去ログ - 【艦これ】矢車「お前……俺の妹になれ」 山城「……はい?」【仮面ライダーカブト】
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1: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 21:57:35.95 ID:k61/TcPr0
注意
・仮面ライダーカブト(主に矢車さん)と艦これのクロス
・前書きの割にワームとネイティブがそんなに出ない
・轟沈ネタ。扶桑・山城提督は特に注意
・キャラ、設定の崩壊。ゲームの仕様の完全な再現とかは無理です
・遅い更新
・地の文多め



「深海棲艦」どこからか現れては通りがかる船を破壊して回る人類最大の敵。
これにより海上交通路は機能を維持できなくなり、多くの船が沈んでいった。
形は様々で、禍々しい姿から、遠目には可憐な少女まで存在すると言う。
中には一つの島が丸ごと深海棲艦となったという報告も見られている。

「ワーム、ネイティブ」かつて落ちてきた隕石によって地球へ来た、謎の存在。
ワームは時に人を襲い、彼らに擬態して繁殖をした。ネイティブは人と手を結び、
ワームを駆逐するために人間に技術を提供して協力する姿勢を見せながら、
彼らはひそかに人間に変わり世界の支配者たろうと画策していた。




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2: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 21:58:32.12 ID:k61/TcPr0
しかし、それに対抗する者も、確かに存在していた。

艤装と呼ばれる装備を身に纏い海を駆け、強力な火砲や魚雷を駆使して深海棲艦に
立ち向かう少女達。人々は彼女らを尊敬してこう呼んだ。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/21(木) 21:58:43.38 ID:vq3K0cE7O
小ネタスレのだヤッター!!


支援


4: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:00:00.88 ID:k61/TcPr0
一話「残された者」


南西諸島。深海棲艦の活動が活発になっている主な海域の一つ。

以下略



5: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:01:29.50 ID:k61/TcPr0
深海棲艦の中にも組織に近いものがあるらしく、彼女らが「主力」と呼ぶ、

強力な部隊を叩くことでその海域での深海棲艦の行動が減るとされていた。

「でも、私たちもボロボロ。この戦力で行けるのかしら……」
以下略



6: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:02:29.82 ID:k61/TcPr0
山城「あの。ふ、扶桑姉さまは……」

扶桑「私は大丈夫よ。山城は自分の心配をして。旗艦なんだから、ね?」

最も損傷が激しいのは扶桑、次いで山城だった。彼女らの艤装は「戦艦」。
以下略



7: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:03:55.66 ID:k61/TcPr0
最上「索敵機から反応! 敵艦隊に遭遇」

「艦種は!?」

最上「戦艦ル級三! 重巡リ級一! 駆逐二級が二!どれもエリートやフラグシップ!」
以下略



8: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:04:57.20 ID:k61/TcPr0
山城「落ち着いて。まだ敵の攻撃は届いていません。各艦、砲撃戦用意!」

山城の声を合図に、時雨と満潮は間合いを詰めるために加速する。

扶桑、山城が背中の35.6cm砲の照準を定める。
以下略



9: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:05:23.69 ID:k61/TcPr0
最上「外れた! 撃ち返してくるよ!」

偵察機から着弾の様子を見る。詳細な距離を処理するまでは出来ない。

山城「その前に仕留めます! 第二射。てぇー!」
以下略



10: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:08:26.03 ID:k61/TcPr0
衝撃で主砲がひしゃげる。弾薬に誘爆して小さな爆発が起こり砲塔の

いくつかが使い物にならなくなった。それでも山城は叫ぶ。

山城「敵を撃滅してください!」
以下略



11: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:09:39.71 ID:k61/TcPr0
太陽は沈み、夜が訪れた。かすかな星の光と砲撃の光が夜を照らす。

その闇に紛れて、駆逐二級の懐から小さな飛沫が海面を滑る。

最上「敵の魚雷! 山城、回避して!」
以下略



12: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:11:43.42 ID:k61/TcPr0
山城「こんな時に……!」

時雨、満潮がお礼参りとばかりに魚雷を放つ。損傷を負った二隻の戦艦ル級の胴体に突き刺さり、

その身が割れて沈んでいく。しかし、無傷の一隻が砲塔を山城に向けた。
以下略



13: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:12:43.03 ID:k61/TcPr0
爆発。少女の艤装が小さな爆発を起こして燃え上がり身体が倒れる。

山城「おね――――」

水面に一度浮かぶが、主機が沈黙して少しずつその身が沈む。
以下略



14: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:13:14.57 ID:k61/TcPr0
山城が腕を伸ばす。もう少しでその手が届く。

指先が触れたと思った瞬間。強い力で引っ張られ、

山城は扶桑の手を放した。
以下略



15: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:28:08.66 ID:k61/TcPr0
山城「それでもいい!お姉さまと一緒の世界にいられるなら――」

満潮、時雨が最上に手を貸した。お姉さま、お姉さまと繰り返す

山城を引っ張り、その海域を去っていく。
以下略



16: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:28:52.02 ID:k61/TcPr0



『Rider Kick!』

以下略



17: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:29:19.31 ID:k61/TcPr0
パンチホッパーが吹き飛び、その鎧が消える。そこにいたのは

黒いコートと赤いタンクトップの、どこか幼い顔立ちの青年だった。

影山「お……れ……ホントは……」
以下略



18: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:33:45.97 ID:k61/TcPr0
影山は人間をネイティブに変化させる装置を知らずに身に着け、

その身を人ならざる者へ変えていた。その絶望が、兄貴と慕う

矢車に自分を殺すよう頼んだのだった。
以下略



19: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:36:30.18 ID:k61/TcPr0
矢車はぼんやりと水面を眺めた。目の前に映る海は少ない街灯の光を受けて

弱弱しい光を放つ。しかし、彼らが望んだ光ではなかった。

矢車「相棒。俺たちは永遠に一緒だ。行こう、俺たちだけの光を掴みに」
以下略



20: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:36:56.66 ID:k61/TcPr0
―――

小さな船が遅くも早くもない速度で暗い海を渡っていく。

矢車「……」
以下略



21: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/21(木) 22:37:28.33 ID:k61/TcPr0
淀んだ光を湛えたその眼たちに、矢車は見覚えがあった。

どん底を見て、全てを憎んでいる者特有の眼。

矢車「お前たちも、闇の住人か」
以下略



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