過去ログ - 【艦これ】矢車「お前……俺の妹になれ」 山城「……はい?」【仮面ライダーカブト】
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28: ◆h4ONJivhRc[sage saga]
2014/08/22(金) 00:36:54.86 ID:2pAk7OKb0
今回はここまで、一話はもうちと続きますん。扶桑提督さんには本当に悪いと思っている。
だが私は謝らない。轟沈ネタが出ると前置きした以上、その手合いを嫌う提督は見ないと信じているからだ。




息を呑む声に、矢車はようやく顔を動かした。近付いてきたのが

背中に不釣り合いな大きさの大砲を背負った少女であると認識する。


矢車「どうせ俺は闇の住人……笑えよ」

山城「……取りあえず、起き上がれますか? 闇の住人さん」


山城が手を伸ばす。少しの逡巡のうちに、矢車はその手を取った。
細い腕に似合わぬ力で彼を立たせ、その肩を貸すように歩く。


山城「一応、ここは海軍の管轄で、一般の人は立ち入れないんです。手当てをして、然るべき対応を……」

矢車「お前。何を溜め込んでる。何を見てきた」

山城「変なことを聞かないでください」


矢車の問いに、山城はあくまで事務的に対応する。矢車の物言いに慕っていた扶桑の影が

一瞬だけ重なった。それを否定しようと、全力で押さえつけていた。


矢車「お前も同じ眼だ……俺と。あの青い眼と……瞳の奥に闇が見える」

山城「青い眼……! 深海棲艦のことを言っているのなら、私は違いますけど」

矢車「いいや。同じだ……お前も、地獄を見たか?」


山城は手にしていたバッタ状の機械を強く握りしめた。突起が手に強く食い込む。

その痛みが、何かを見透かしたような男の言葉を耐える手段になった。


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