10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:37:52.37 ID:mkWoKoJR0
ヨーグルトを食べないわけではないしブルガリアヨーグルト自体はあるのだからなんの問題もない。
そう思いながらピラフを口に運んでいたことを覚えている。
その頃から実際に目で見て確かめることの大切さを意識するようになった。
僕が好きなあの子は下着をつけていないかもしれないと考えて眠れない夜を過ごしたりその子と付き合って実際に付けない派であることがわかって余計に眠れなくなったりもした。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:39:10.43 ID:mkWoKoJR0
寝不足がちな高校生活だったけれどそれなりに楽しかったし、寝不足だと伸びないといわれる身長もヨーグルトのカルシウムのおかげか父親を追い越すほどに伸びた。
下着をつけない彼女とは受験が終わった春休みに彼女の中を懐中電灯で覗こうとしてケンカになって別れた。
東京の大学に進学することを決めていたから彼女とは離れ離れになってしまうことは決まっていたけど、それでもショックだった。
その心の傷が癒える間も無く僕は東京で一人暮らしを始めた。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:41:18.85 ID:mkWoKoJR0
一人暮らしを始めて僕は自分の好きな時間に好きなことができるようになった。
とはいっても彼女もいない僕がすることといえばアルバイトくらいのものだった。
バイトは楽しかった。
特に通帳に書いてある数字が増えるのを眺めるのはかなりの快感だった。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/08/22(金) 15:42:26.69 ID:mkWoKoJR0
お金を稼ぐ目的ができた僕はそれから一層バイトに励んだ。
大学の授業にも出ずにひたすら働いたんだ。
そのおかげで貯金もだいぶ貯まってもうすぐ目標金額を達成する、そんなところまで来た。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:43:43.12 ID:mkWoKoJR0
でもあの日を境に目標を達成するどころではなくなってしまったんだ。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:44:44.37 ID:mkWoKoJR0
その日は珍しくバイトが休みになったんだ。確か店長の親戚が倒れたとかで店を開けていられないとかが理由だったと思う。
僕はその連絡を受けてすぐに寝ることにした。ここのところバイト続きで疲れも溜まっていたしね。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:45:45.54 ID:mkWoKoJR0
目が覚めると太陽は沈んでいて部屋も外も真っ暗だったから電気をつけて時間を確かめるとバイトが終わるぐらいの時間を時計の針は指していた。
そこでふと気がついた。
ひたすらバイトにのめり込んでいたせいで最近していないな、と。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:46:45.28 ID:mkWoKoJR0
股間からヨーグルトがでた。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:47:29.28 ID:mkWoKoJR0
我慢が解き放たれた瞬間すごい勢いでヨーグルトがティッシュを突き破って噴き出した。
噴き出したそれがヨーグルトだとわかったのはその勢いがあまりに強すぎて口に入ってしまったからだ。
ヨーグルト独特の酸味が舌を刺激して芳香が鼻を抜ける。これはどう考えてもヨーグルトだった。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:48:21.31 ID:mkWoKoJR0
頭がくらくらして椅子から転げ落ちそうにもなった。
あまりの出来事に気が動転したのか冷静になったのかは分からないけど、僕の座っている椅子を中心にして飛び散ったヨーグルトをすぐに掃除した。
そういえば掃除するのも久しぶりだなあと思ってお風呂やトイレの掃除なんかもした。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/22(金) 15:49:17.28 ID:mkWoKoJR0
部屋中綺麗になった頃にはすっかり落ち着いてことの重大さに打ちひしがれていた。
知らない間に玉のなかで革命が起こったのか?もう子孫を残すことはできないのか?なんてことが僕の中でぐるぐるしていた。
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