過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐやる夫の物語【安価とコンマで聖杯戦争】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐやる夫の物語【安価とコンマで聖杯戦争】

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952:1 ◆JwraddSSjo[saga]
2014/08/27(水) 14:35:00.92 ID:0NdPm4jro

【特殊】

もうめぼしいものはないかと半ば諦めかけていた所、突然式が表情を顰めた。

何かと思い彼女の視線先を見れば

突如起きた大災害で冬木市民会館とその周囲の住宅街が焼け野原になった場所。

そして、復興のため自然公園として蘇った公園だ。

貴方「人という身から離れたからこそ分かる。何たる怨嗟の数だ…」

不意に気味の悪い物を見てしまった時と似た物を感じながら同じように表情を顰める貴方。

ライダー「うぅむ…。これは一種の固有結界と呼んでもよいな…」

口元に手を当て重々しい声でそういうライダー。

だが式は首を振ってそれを否定した。

式「それも有るけど、違う。その先に居る奴らだ」

顎を中央に向けると其処には貴方達と同じくらいに奇妙な集団。

黒と赤の縞模様のヴェールに身を包ませた白髪の少女に、虚ろな目で虚空を眺める露出度の激しい幼い少女。

そして虚空に向けてカカカと不気味な笑いを響かせる老人の姿。

式は特に白髪の少女が気になってるのかそれ以外の方へ眼を向けていない。

どうかしたのかと貴方が問うと式は厭な表情をして答えた。

式「何処までもクソったれな死の匂いだ。それがアイツから離れて消えない」

式「あんだけの複雑な死線を視たのは始めてだ。死にたがってるのに死ねない殺戮者…」

その言葉と共に瞬時に霊体化を解いたメルトリリスも同様に露骨に嫌そうな表情をしている。

メルトリリス「……アレがBBのオリジナル元、ね。根本的に性格の組まれ方が違ってる」

メルトリリス「BBは絶望を前にしても足掻いたけど、アレは絶望を前にして折れてる…」

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