過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐやる夫の物語【安価とコンマで聖杯戦争】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐやる夫の物語【安価とコンマで聖杯戦争】

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987:1 ◆JwraddSSjo[saga]
2014/08/27(水) 18:27:49.27 ID:0NdPm4jro

泣き終わり、完全にとは言わずともそれなりに心の整理が付いた所で。

ようやく全裸の自分を見つめられていたことに羞恥を感じた桜は咄嗟に、身体を両の手で隠そうとする。

だがそれよりも早く貴方の黒い外套が桜の身を包んだ。

貴方「名前が分からぬがゆえ、やはり見目麗しい少女と呼ばせて頂こう！」

貴方「私のその服を貸すので、君に見合った服が届くまでもう暫くお待ち頂きたい！」

桜にとってはそれは嬉しい限りだったが、この服を貴方が脱いだ直後に貴方から、皮膚が焼ける音とか聞こえるのはちょっと躊躇われた。

それ以前に着れない。目の前で絶賛皮膚が焼け始めている貴方を見たらと困惑するしかない桜に貴方は笑って答えた。

貴方「なに！この程度の痛み、我が信念で耐え抜いて見せようぞ！」

貴方「故に気にせず着るがよい、見目麗しい少女！」

いやそう言われてもと、なら尚更…と。更に困惑するしかない桜の元に、不意に大きなビニール袋が差し出された。

式「この馬鹿は何時もこんなんだから放っておけ。ほら服だ」

そうして愛想なく手渡されたビニール袋の中には、今度は高級そうな着物が入っていて…。

…この人達は素でやってるのか、それとも態とやってるのか怪しくなる桜だった。

結局貴方の皮膚がステーキのように焼ける音に耐えきれなくなった桜は

貴方に服を返して、式から渡された葡萄色の着物を着ることになった。

貴方「…これは気を使わせてしまったようだな」

桜「い、いえ…。どうかお気になさらず…」

震え声でそう返すしかない。

…きっと誰もがそうなりますよね？私の感性は普通ですよね？

必死に誰かに問いかけながら。

【貴方夜行動安価 1：探索 2：コミュ 3：自由下3】

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