過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
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209: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2014/10/21(火) 10:20:54.46 ID:A2g0p8Ya0

飛龍「………………」

蒼龍「飛龍? その、大丈夫だからね?」

蒼龍「――――――石田提督は必ず守るから」

飛龍「……うん」

日向「おお、そこにいたか、飛龍。心配したぞ」

飛龍「あ」

日向「いよいよ、提督 秘中の策の深海棲艦捕獲作戦が次の段階へと進んでいくな」

日向「大丈夫だ。もう提督は誰一人として犠牲にはしなくなったのだ。そのことを信じようではないか」

飛龍「う、うん。私は提督のこと、信じてるよ」


飛龍「けど、どこか――――――提督がどこからか深い海の底に呼ばれているような気がして…………」ブルブル


蒼龍「………………飛龍」ガシッ

日向「……そうだな。初めて提督の策を聞いた時は自殺志願してるのかと正気を疑ったぐらいだ」

日向「だが、提督の言い分もわかる」


日向「――――――現状の敵戦力の漸減邀撃の方針ではいずれは質と量ともに勝る深海棲艦に呑まれてしまう」


飛龍「でも、だからって提督自身がやる必要なんてどこにも――――――」

日向「これは深海棲艦の習性を十二分に突いた見事な作戦だよ」

日向「深海棲艦は近くの人間よりも遠くの艦娘を優先的に襲うという噂――――――それを実証してしまった」

日向「もちろん、これはただの確率論でしかない。近くの標的が人間しかいないと認識されればそれはもう――――――」

日向「だから、深海棲艦の射程ギリギリで陽動して【捕獲】できる確率を高くしなければならない」

日向「――――――非常に高度な作戦だ。生半可な覚悟や力量、そして信頼と連携では到底実現不可能なことだ」

蒼龍「うん。いくら40ノット以上出せる高速艇に乗っていても人間と艦娘じゃやっぱり違い過ぎるよ!」

蒼龍「よく艦載機が飛び交う中、砲雷撃戦を潜り抜けて二度も三度も【肉薄】できたと思うよ」

蒼龍「まあ、【捕獲】できたのはあのヲ級だけなんだけどね、今のところは」

飛龍「でも、深海棲艦だって必死に抵抗するでしょう? マルカジリされないか心配で心配で…………」

日向「確かに、【捕獲】する上で最も難しいのは敵を生け捕りにするわけだからそこをどうするか――――――」

日向「だが、提督の武術はなかなかに卓越したものがある」

日向「――――――『近づくことさえできれば五分の勝負に持ち込める』と豪語するぐらいに」

飛龍「そ、それってやっぱり半分の確率で負けるってことじゃ――――――」

日向「でも、今のところは全ての勝負に勝ってきている。そして、記念すべき最初の深海棲艦を【捕獲】して帰ってきた…………」

飛龍「けど…………」

日向「信じよう。もう賽は投げられた」




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