過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
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236: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2014/10/21(火) 10:46:24.20 ID:CuqLu7mj0

左近「深海棲艦の生態について、ある海洋学者から次のような説が提唱されてますな」


――――――深海棲艦に味方の観念はなく ただ倒すべき敵を共通としているから一緒にいるだけに過ぎないのだと。


左近「だから 敵さんは、生前 自分に与えられた役割を今でも続けようとして一見すると自然と戦術はとれてはいるものの、」

左近「だからこそ、その戦略は人海戦術の域を出ないともね」

左近「ただただ敵を倒すというそのためだけに求められて生まれてきた兵器たちに心は要りません」

左近「現在 人類はその兵器の究極とも言える存在と対峙して滅亡の危機の一歩手前ぐらいまで来ているわけですな」

左近「なにせ、ただひたすら敵を倒すというそのためだけに存在して、倒しても倒してもまたこの広い海のどこかで復活しているわけですからね」

石田「――――――深海棲艦が『兵器の究極』か。確かにそうかもな」

左近「ま、こんなのは人類の自業自得でしかないのかもしれませんがね」


左近「俺も 殿がやっている【献花】はいいことだと思ってますよ」


石田「…………なぜそれを!?(――――――馬鹿な! 【献花】は左近提督を迎える遥か以前にすでにやめているのだぞ)」

左近「まあ、【献花】っていえば聞こえはいいが、あれは実質的に海の上に生ゴミを投棄しているようなものですから、」

左近「環境面を配慮して別なものでやって欲しいところなんですがね。生花というのもなかなか高く付くものですしね」

石田「………………」

左近「しかし、環境破壊だ何だの騒がれる以前から、旧大戦では大量の重油だの弾薬だの何だの――――――、」

左近「およそ海に垂れ流すにはおぞましいものをずっと流し続けてきたんですがね。――――――誰も彼もが『正義や大義の為』と言ってね」

左近「そして、それが昔 沈んでいった艦船たちの怨念となって深海棲艦となっているのに、」

左近「それを『人類の危機』と称して怨み辛みをなすりつけ合って歴史は繰り返す――――――」

石田「あくまでも深海棲艦の正体など科学的に解明はされてはいない。そのオカルトの正体を白日の下に晒そうと言うのに何を言っている?」

左近「この戦争も神が人類が犯してきた業を払うために遣わした救い――――――いわば天罰なんじゃないかと思いますね」

石田「――――――『救い』でありながら『天罰』だと?」

左近「殿? なぜ罪を犯したら罰をお与えになるのですか、人は? そして、罰を与えられた人はその罪に対してどうなるものですか?」

石田「…………なるほどな」




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