過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
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238: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2014/10/21(火) 10:51:12.72 ID:A2g0p8Ya0

左近「しかし、深海棲艦がまったく人の言葉を解さない化け物であることから『講和を結ぶ』なんてことはどだい無理な話でもありますな」

左近「主戦派の主張に立っても逆にこちらが先に全滅し、和平派の主張はそもそも講話が結べないわけですから、」

左近「どちらの立場であろうともお世辞にも現実的な判断ができているとは口が裂けても言えないですね、こんなんじゃ」

石田「なら、左近提督はどう考えているのだ?」

左近「――――――俺ですか? 簡単なことですよ」


左近「最も現実的な判断に基づく第3の主張をしている方のお味方をしますな」


左近「例えば、――――――殿のような方にね」フフッ

石田「!」


左近「ですから、俺はこれからも殿がやろうとしていることの全てを全力で支えてみせましょう」


左近「――――――殿には成すべきことが見えてらっしゃる」

左近「それは艦娘や艦娘の気持ちを汲むばかりの凡庸な提督には到底できない優れた戦略家としての目ですな」

左近「俺が鎮守府に復帰することを決めたのも、石田提督――――――あなたが他とは明らかに違った戦略を確立して戦っていたからなんですよ」

石田「………………」

左近「しかし、まだまだ殿はお若いです。自分が立てた戦略による理想やその手段に不安を抱くことも多いことでしょう」

左近「ですから、この左近めは頑迷で狭量な一戦略家として殿が俺に再び灯してくれた情熱の炎をいつまでも焼べてさしあげましょう」

左近「殿は何も迷うことはありませんよ」

左近「そして、深海棲艦捕獲作戦以外の新戦略が浮かびましたら、どうぞ それも実行なさってください」

左近「おそらく、殿のように現状維持の現在の仮初の平和に疑問を持つ提督は数多いことでしょう。俺もその一人です」

左近「しかし、殿のように具体的な新戦略を打ち立てて、それを実践できている提督は他にございません」

左近「なので、殿は昨日の失敗を糧にして何としてでも生き延びて試行錯誤を繰り返し、自ら打ち立てた新戦略を見事 完遂に導いてくださいませ」

左近「それしか皇国に迫る存亡の危機を救える手立てはないと左近めは信奉しております」


左近「殿、大道成就を果たされてください」


左近「これが石田提督の副官たる左近めの慰めと励ましの言葉でございます」

石田「…………そうか。お前が同志になったことをこれほどまでに嬉しく思ったことはない」

石田「――――――俺に過ぎたるものだな」

左近「しっかし、確かにボス級の【捕獲】に成功でもしていたら――――――と思うと惜しかったですね、ホント」

石田「そう思うのなら――――――いや、野暮だったな」

左近「そうですよぅ? ――――――『野暮』ですよ、『野暮』」

左近「それで死んだら元も子もないじゃありませんか」

左近「せめて死ぬのなら、99%以上は深海棲艦の生態の解明がすんでからじゃないと後に続きませんから」

石田「……言ってくれるな」フフッ

左近「今度から、殿が勝手に一人で出撃できないように【特殊小型船舶】などの【艦載艇】にロックしておきましたから」

石田「……いいだろう。約束通り、しばらくはおとなしくしておいてやる」

左近「はい、殿」フフッ

石田「フッ」フフッ





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