過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
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628: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/02/04(水) 08:18:43.39 ID:1x8KI/b90

――――――洞庭鎮守府


長門β「しかし、登場する艦娘は増えていくばかりだが――――――」

清原「そうだな。攻略要員、遠征要員、周回要員――――――それから【近代化改修】の餌も必要となってくるからな」メメタア

清原「だが、どんなに艦娘が増えても自然と取捨選択されていって普通にやっていれば100隻もドックは埋まらないはずなんだが……」メメタア

あまぎ「たいていの二次創作の中で登場する鎮守府司令官は大層 熱心なコレクターであることが普通ですから」メメタア

清原「ん、そうなのか?」← 無課金プレイヤー

あまぎ「そうなんですよ」

清原「――――――『コレクター』か」

清原「身近なコレクターとして有名なのは朗利提督だが、あれは駆逐艦に絞っているから【母校拡張】するほど切羽詰まるようには思えないが……」

あまぎ「そうでもないみたいですよ。どうも拓自鎮守府には見慣れない艦娘がたくさんいることでそこの憲兵たちが噂してますから」

清原「…………そうなのか」

長門β「――――――『見慣れない艦娘』か」

清原「あとは、石田…元提督もあらゆる艦娘を一通りは育てていたな。あれはもう【母校拡張】してないと運営が成り立たない規模で壮観だったな」

清原「そう言えば――――――、だ」

清原「最近“りう”のやつは新着艦の秋月に対して他の娘には向けないような感情があったように見えたな」メメタァ

清原「何だろう? 秋月のことを気に入ってはいるようなんだが、哀れみや寂しさみたいなものもあるというか、――――――あの眼差しは」

あまぎ「当然ですよ。【こちらの世界】では対空艦の活用は当たり前で、性能も秋月と比べたら断然いいですから」

あまぎ「でも、そういうことじゃないっていうのは鈍感な提督でもよく理解できているようで」クスッ

清原「…………やっぱり【限りなく近くて遠い故郷】のことを思い出してしまうところがあるのか? 秋月を見ていると?」

あまぎ「はい。秋月が口癖のように言い続ける、艦娘からの『大丈夫』の言葉が【ここ】に来る以前の“あの子”が一番欲しがっていた言葉でしたから」

長門β「……そうか。“あの子”もまた“象徴”として私と同じ宿業を背負わされているのだな」


一同「………………」


清原「【β世界線】の駆逐艦ってどんな感じなんだ?」

長門β「む? ああ それは――――――、」

長門β「基本的にはロンドン海軍軍縮条約に参加しなかっただけで西暦1920年代の艦船のものなら違いはあまりないな」

長門β「ただ、ワシントン海軍軍縮条約による海軍の休日で、私以外の八八艦隊が廃艦あるいは航空母艦への転用によって存在しなくなったことから、」

長門β「規制対象ではなかった航空母艦や潜水艦への本格運用に目が向くようにはなったな。――――――そこが大きな違いか」

あまぎ「過程は違えども、どの世界でも航空機や潜水艦の発達によって大艦巨砲主義と艦隊決戦主義が廃れていったわけですね」

清原「なるほどな」

長門β「最終的に大東亜戦争に勝利した時だと潜水艦と空母が主力であり、私をはじめとする大艦巨砲主義時代の遺物は全部 囮部隊だったな」

長門β「その中で駆逐艦の役割とは、撃沈した敵艦の乗員の抹殺および捕縛に当てられていたから違う意味でDestroyerだった」

長門β「よって、性能はともかく練度や士気においては【この世界:γ世界線】の駆逐艦たちには格段に劣るだろうな」

長門β「そういうわけで、【駆逐艦】の強さで言ったら【この世界】が最強なんだと思っている。驚くほど駆逐艦の士気が高くて驚いたぐらいだ」

清原「嬉しいような、嬉しくないような…………(ドイツの列車砲の開発と同じぐらい艦隊型駆逐艦の運用が皮肉られてる結果だよな)」

あまぎ「けれども、【破滅の未来】においては同じ駆逐艦同士の戦いならば圧倒的優位に戦いを進められるので、ぜひとも持ち帰りたいですね」

清原「…………何が長所で何が短所になるかわからないものだな」


――――――これが『結果は同じでも過程におけるわずかな違いが結実した差』というやつか。




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