過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼン】
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841: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/02/17(火) 10:43:08.32 ID:vjaZff0t0


石田「なるほどな。教育もまた重要な要素だったな」

加藤「ああ。“最後の海軍大将”井上成美もそのことをよく理解していた」

福島「当然じゃん、そんなことよぉ?」

石田「だが、教育もまた経験と実践の積み重ねで体系化されてきたものである以上、実験や試行錯誤は避けては通れない道だ」

石田「だからこそ、俺は深海棲艦の研究に力を入れているわけだ」

福島「けど、死に急ぐのはよくないぜ?」

加藤「ああ」

石田「これは誰かがやらなければならないことだ。どんなことにも『初めて』がある以上はな」

小西「なら、石田提督」スッ

石田「どうした?」


小西「俺に【深海棲艦の捕獲】をやらせてくれ」


加藤「!?」

福島「うえっ!?」

石田「…………小西提督?」

小西「俺が【捕獲】を担当して石田提督が【調教】や研究に没頭することができれば、この『新戦略』は大きくて進展するはずだ」

小西「この『新戦略』の発案者であり、責任者である石田提督には永く生き延びてもらったほうが、『皇国のため』になると思ってな」

石田「――――――死ぬぞ?」

小西「死なないね。石田提督にやれたんだから俺にだってできるはずだ。――――――それが『新戦略』の前提だろう?」

小西「ただ俺は、石田提督ほど艦娘たちを悲しませるつもりはないから、ずっと慎重に行うけどな」

小西「どうだ? これで少しは楽になるだろう? 【捕獲】の一切は俺が引き受けてやる」

小西「石田提督は、俺にできて俺にできないことをやって皇国の足りない部分を補った方がいいんじゃないのか?」

石田「…………小西提督」

加藤「………………」

福島「えぇ…………」

小西「(そう、真に優れたものというのはこういうことなんじゃないのか?)」

小西「(全てに優れる必要はない。オールマイティーなのは別に構わないが、一度の場面にその全てを発揮できるとは夢にも思わない)」

小西「(これは艦娘の運用だって同じだ。オールマイティーだけを求めるのなら【水上機母艦】だが能力不足も甚だしいだろう)」メメタァ

小西「(【戦艦】にしろ【正規空母】にしろ、それだけじゃ戦略も戦術も成り立たないからこそ艦隊編成で頭を悩ませることも必要になっているのだから)」

小西「(そう、真に優れたものというのは――――――、)」

             ヲ
――――――1+1=10にする役割分担とチームワークができることじゃないのか?


小西「(だからこそ、石田提督の『新戦略』に加担している一人として、石田提督をこういった形で支えていくべきではないのかと――――――)」

小西「(使える駒が不足しているのならば、それを補って敵に勝つ最善の方法を新たに導き出すことこそが――――――、)」


――――――これこそが真に『皇国のため』ということではないだろうか?


――――――第7話W 鎮守府の守護神   -侵食される鎮守府- 完

       Next:第8話  12月23日 -三笠公園にて- に今度こそ続く!





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