過去ログ - ほむら「ロミオと」まどか「ジュリエット」
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187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:53:00.42 ID:ez8ALu470
夫人役「ジュリエット、離れなさい」


唇が触れ合う前に夫人役が慌てて走り寄り、二人を止める。

以下略



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:53:46.74 ID:ez8ALu470
まどか「知らなかった…。知らずに会ったのが早すぎて…知った時にはもう手遅れ、なのね」

まどか「さようなら、ロミオ」

夫人役「ジュリエット、早くこっちに。ロミオ、お前は早く消えてしまいなさい」
以下略



189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:54:26.46 ID:ez8ALu470
「立ち去りがたい思いのロミオは、仮面舞踏会の後、キャピュレット家の果樹園に忍び込む。
 そして偶然にも、ジュリエットの部屋のバルコニーの下へと辿り着いた」



190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:55:21.18 ID:ez8ALu470
まどか「おやすみ、ばあや」


舞台の照明が消えたまままどかの声だけが響く。
スポットライトがバルコニーのセットを照らす。
以下略



191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:55:55.11 ID:ez8ALu470
その台本に無い動きに思わずまどかは視線をほむらに向けた。


距離がある為、ハッキリとは確認できないがほむらが微笑んでくれていた、そんな気がした。

以下略



192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:57:02.01 ID:ez8ALu470
まどか「ロミオ…ロミオ…あなたはどうしてロミオなの?」

まどか「さっきわたしにかけてくれた優しい言葉、あの愛のセリフが本当なら…名前はロミオでもいい」

まどか「せめてモンタギューという肩書を捨てて」
以下略



193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:57:40.85 ID:ez8ALu470
まどか「風…?もう、驚かさないで。…今夜は月があんなに綺麗。でも、月の女神様…あなたは残酷」

まどか「人の運命を玩んで、こんなにひどい演出を施してわたしはなんだか魂を抜かれたようになっちゃった…馬鹿みたいだよね」

まどか「わたしは一人であなたに話しかけてるよ。おやすみなさい、月の女神ヘレネー」
以下略



194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:58:36.63 ID:ez8ALu470
ほむら「ジュリエット、待ってくれ」

まどか「…誰?」

ほむら「話がある、部屋には戻らないで」
以下略



195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:59:21.31 ID:ez8ALu470
まどか「ロミオ…橋の上の恋人と運命の再会。なのに、あなたはモンタギューの跡取り」

まどか「ねえ、お願い。名前を捨てて。わたしはなんの肩書も無いロミオとずっと踊っていたいの」

ほむら「そうしよう。ロミオはもうジュリエットのものだ」
以下略



196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 22:59:59.70 ID:ez8ALu470
ほむら「分かった。月にかけて誓う」

まどか「待って、何も誓わないで。さっきまで名前も知らなかったのにあまりにも向こう見ずだから」

まどか「だから…もう少し待って欲しいの。」
以下略



197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 23:00:35.20 ID:ez8ALu470
まどか「いけない、ロミオ、少し待ってて。音は出さないで」

ほむら「ああ、ジュリエット。待っているよ」


以下略



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