過去ログ - ほむら「ロミオと」まどか「ジュリエット」
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2014/08/23(土) 23:04:49.06 ID:szsiafxq0
[教室]
仁美「それでは、私達のクラスの出し物は…演劇『ロミオとジュリエット』に決定しました」
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2014/08/23(土) 23:05:36.22 ID:szsiafxq0
ほむら(残念だったわね、仁美)
ほむらは普段授業を受けている時と同じように仁美の言葉を真面目に聞いていた。
仁美は少し申し訳なさそうな顔で言葉を続ける。
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2014/08/23(土) 23:06:20.64 ID:szsiafxq0
さやか「はいはーい」
手を挙げながら腰を椅子から少し浮かし、さやかが口を開いた。
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2014/08/23(土) 23:07:09.41 ID:szsiafxq0
ほむら「…はっ?」
予想外過ぎる提案にほむらは思わず声が出てしまった。
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2014/08/23(土) 23:07:56.49 ID:szsiafxq0
ほむら「美樹さやか、貴方がここまで愚かだとは思わなかったわ」
ガタッと音を立てながら立ち上がり、ほむらはさやかを見据える。
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2014/08/23(土) 23:08:51.54 ID:szsiafxq0
このままさやかを論破できる自信はある。だが、クラス中に蔓延してしまった空気を払拭するのは別だった。
何よりも、さやかが本気でそういう空気にもっていこうとしているのが厄介だ。
ほむら(誰かが名乗り出てくれない限り、一度名前が挙がってしまった以上このまま祭り上げられるでしょうね…)
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2014/08/23(土) 23:10:16.72 ID:szsiafxq0
杏子「なんでそこであたしの名前が出てくるんだよ!?」
ほむら「なぜって…貴方達とても仲がいいじゃない?今も息がピッタリだったわ」
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2014/08/23(土) 23:10:58.00 ID:szsiafxq0
ほむら「先に言っておくけど、別に貴方達を適当に選んだわけじゃないわ。ちゃんと理由があるのよ」
仁美「…理由ですか?」
ほむら「ええ。まず一つ目、さっきも言ったけれど仲の良さね。呼吸が合うというのは重要だと思うわ」
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2014/08/23(土) 23:11:39.43 ID:szsiafxq0
少し、教室内にざわめきが起こる。
男女問わずギャップに弱い人間は少なくない。
杏子は学校内でもそれなりに知名度がある。…粗暴な振舞いのおかげで、だが。
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2014/08/23(土) 23:12:29.28 ID:szsiafxq0
ほむら「他に立候補する人はいる?」
仁美「あ…えっと、他に立候補する方はいらっしゃいませんか?」
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2014/08/23(土) 23:13:23.30 ID:szsiafxq0
ほむら(愚かね。こういう駆け引きでも貴方は絶対私には勝てないのよ…残念だったわね)
仁美「さやかさん…?何かあれば…」
さやか「うー…!無いわよ!」
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