過去ログ - ほむら「ロミオと」まどか「ジュリエット」
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2014/09/01(月) 23:14:10.74 ID:ez8ALu470
「ロレンス神父の立てた計画通り、ジュリエットは仮死状態で朝を迎えた。
だがこの計画はロミオに上手く伝わらず、ジュリエットが死んだと思い込んだロミオはその夜、
キャピュレット家の霊廟に忍び込み墓を開いた」
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2014/09/01(月) 23:14:53.99 ID:ez8ALu470
ほむら「やっと会えた」
ほむら「ねえジュリエット…ずっと一緒だって言ってくれたじゃないか」
ほむら「あんなに温かかった身体がこんなにも凍りついて」
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2014/09/01(月) 23:15:42.77 ID:ez8ALu470
ほむらは優しくまどかの上体を降ろす。そして持っていた毒薬の入った瓶を取り出し、一気に飲み干した。
そのままほむらは仰向けに倒れ込む。倒れ込んだ際、髪を留めていた髪留めが外れた。
そして、入れ替わるようにまどかが上体を起こした。
以下略
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2014/09/01(月) 23:16:39.13 ID:ez8ALu470
まどか「…ロ、ミオ……?」
返事は無い。ほむらはピクリとも動かず、本当に死んでいるように見えた。
以下略
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2014/09/01(月) 23:17:24.54 ID:ez8ALu470
大粒の涙を流しながら背景のセットに描かれた月を恨めしそうに見つめている。
視線を落としほむらを見つめ、ほむらの身体を揺さぶる。
本来ならここでもセリフが用意されていた。だがまどかの口からは何の言葉も出てこない。
以下略
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2014/09/01(月) 23:18:09.75 ID:ez8ALu470
ほむら(まどか…貴方…)
まどかは諦めたようにほむらの身体を優しく上体を降ろし、両手で顔を覆いもう一度空を仰いだ。
以下略
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2014/09/01(月) 23:19:02.12 ID:ez8ALu470
「冷たくなった二人を発見したロレンスは事の顛末を大公に話した。
それを聞いた大公は不和をつづけた両家とそれを見過ごしてきた自分に天罰が下ったと嘆く。
モンタギューとキャピュレットは手を取り合い、若いふたりの死を無駄にするまいと約束した。
両家にようやく和解の道が開けたのだった」
以下略
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2014/09/01(月) 23:19:40.19 ID:ez8ALu470
ほむら(終わった、のね。最後はどうなるかと思ったけど)
まどか(…ううっ、やっちゃった……)
まどか(でも、次はちゃんと言わないと…)
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2014/09/01(月) 23:20:22.41 ID:ez8ALu470
詢子「いやー!良かったね!」
満足したように感想を話す詢子だったが、知久はまだビデオカメラを構えたまま動かない。
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2014/09/01(月) 23:21:01.07 ID:ez8ALu470
ほむら「まどか?どうしたの?」
緞帳が降り切ってもまだ動かないまどかに声を掛ける。
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2014/09/01(月) 23:23:03.98 ID:ez8ALu470
さやか『今だああああああああああ!』
緞帳があり得ない速度で上げられる。照明が点いた舞台上にはほむらに抱き付いているまどかの姿があった。
以下略
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