過去ログ - 鳰「17学園に転校してきた走り鳰っス!」
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43: ◆NruVuccdgE[saga]
2014/08/25(月) 21:03:20.33 ID:nE5GIbyno

〜翌朝〜



なにかふわふわとしたものが顔に当たった感触がして、目が覚めた。

ずいぶんよく寝た気がする。ふと壁の時計に目をやった。

10時2分か。

……10時2分!?

トレーニングどころか、完全に遅刻じゃないか。

起きようとして、なにかふわふわとしたものがまた顔に当たった。

こちらを向いて寝ていた鳰の髪だった。

鳰「んごー……んごー……」

兎角「おい、起きろ」

こいつ、なにが熟睡しないだ。全く起きる気配がない。

布団から起き上がろうとしたとき、自分の体が動かないことに気づく。

鳰に、身動きが取れないくらいに抱きつかれていた。

少なくとも腕はがっちり固定されている。

兎角「くそ……なんなんだ、もう」

仕方がないので身体を揺らしてこいつを起こそうと試みる。

兎角「おい……おい、起きろ、鳰」

鳰「んー……んんー……」

こいつが来てから、本当にろくなことがない。

兎角「おい、遅刻だぞ」

鳰「ん……んんんー……にひひ……」

これはダメだ。起きるようなそぶりを見せたが、すぐににやけながらわたしの胸に顔をうずめてしまった。

それにしてもしまりのない顔だったな。いや、そんなことはどうでもいい。

兎角「起きろ、おい」

鳰「んん〜?朝からなんスか〜、もう〜」

兎角「もう朝じゃない」

鳰「ん〜?…………ええっ、10時っスか!?」

兎角「あと離れろ、動けない」

鳰「えっ、うわっ、兎角、なんでウチに抱きついてるんスか!?」

兎角「どう見ても抱きついてるのはおまえだろ」



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