過去ログ - イメージプレイ 百合ver
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368: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/05(木) 13:21:09.72 ID:1qCsRvTe0
目の前で一緒に昼食をとる邦美とひな子を、扉の隙間から眺めつつ、そう思っている。

「こら! あなたたち!」

「げうっ」

廊下の向こうから、特別講師がこちらに近づいてきた。
一番下でしゃがんでいた泉が立ち上がり、舞の顎に頭突きした。
私は一歩離れて、こちらに気づいた邦美とひな子に手を振った。
邦美が手を振り返す。
ひな子は、そっぽを向いた。
邦美の背に隠れるように。
私はおかしくて、吹き出した。

「泉さん、ここは一般の生徒は立ち入り禁止になっているのは分かっているわよね? いくら、妹さんの様子が気になるからと言って規則は規則よ。分かるわね?」

「は、はい。すいません」

「あなたたちも」

舞と私も、同時に謝った。

「昼休みも、終わるから帰りなさい。理事長には、内緒にしておくから」

「ありがとうございます」

ぺこぺこと頭を下げる泉。
邦美が笑っていた。
ひな子の方を向いて、可笑しそうに笑っていたのだった。






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