52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/03(水) 18:31:52.46 ID:ZhA2i8PA0
その夜、私は舞への報告電話の後、柏木先生の電話番号を登録した。
これは、彼女の仕事なのだろうか。生徒の相談に飢えているのかもしれない。
教師としての職務ではなく、自己満足の正義感を満たしたいのだ、きっと。
否、ひねくれた考えだ。
私は痛む頬をさする。
鳩尾もまだ軋む。
今日はどうかしていた。厚子と梨奈。
あの二人、あの依頼主のために、身を削る価値があったのかと問われれば、ない。
なのに、なぜああまでしたのか。
目を閉じて、ベッドへ体を預ける。
テレビの音。
母はまだ、父の帰りを待っているようだ。
明日はデート。
父は母をどこへ連れていくつもりだったのだろうか。
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