過去ログ - 募集鯖鱒が再登場する文章スレ【コンマ・安価もあり】
1- 20
6: ◆F0cTHB3QK/uG[saga]
2014/08/30(土) 19:11:20.47 ID:9ggCDgyQ0
【前にどこかのスレで言ったsage sagaは無しで 普通に行きます】

 「――――令呪を以て命じる。セイバー、お前の手でキャスターを殺せ」

 令呪による縛り。それは英霊にとって絶対であり、ことサーヴァントという括りの中に収まる限り、いかなる者も抗うことができない。

 だが――――

 「……」

 私の身体は。

 かつてソロモンの使役にすら抵抗した我が身は。

 「―――――」

 一つの命令につき、令呪一画分だけならば、耐え抜くことができる。

  ◆対魔力:A
  A以下の魔術は全てキャンセル。
  事実上、現代の魔術師ではバーサーカーに傷をつけられない。
  かのソロモン王の支配に僅かだが抗えるほど。

 少し気分は悪いが、想定内。既に何度か通った道だ。

 口元に軽く手を当てて、加賀の前に立つ。

 これまでの媚びるような笑みでは無く、嘲笑るような、上からの笑み。

 「ふっ、ふふっ、使いましたね」

 「……」

 「感情にまかせ、自分の意志が通らねば容易くカードを切る。性急で愚かな人間のすることに違いありませんが……」

 加賀は黙りこくっている。

 「しかしおあいにく様! 令呪一画程度なら、私は命令を握りつぶすことができる」

 「つまり、貴方は実質一回分の命令権しか持たないと言うこと」

 「さあ、どうします? もう一度命令をすれば、流石の私も抵抗はできない。

  しかし、逆に言えば、以後私はいつでも貴方の首を掻ききることができるということ

  命が惜しければ、最後の手段用に残しておくのが賢明でしょう」

 実際、私はどちらでも構わない。

 令呪を温存する方向で動くのなら、結局加賀があの少女にとどめを刺すにせよ、放置するにせよ……私好みの展開が待っているだろう。

 そして、もし仮に令呪を行使したとしたら……

 それは、前者よりよほど愉快な結末を迎えることになる。

 蛮勇にせよ、勇気にせよ。そのスイッチを押したことは祝福せねばなるまい。

 さあ、お前は何を選ぶ、マスター。

 私の悪意が、お前を試す。

【判定】
123 日和る
456 銃殺
789 「重ねて―――」


【本格的な再開は九時から】


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/429.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice